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障害がある人は日本にどれくらいいるのか

日本の法律で障害は
身体・知的・精神の3つに分類されている。

・身体障がい者   436万人
・知的障がい者 109万4千人
・精神障がい者 419万3千人

およそ100人中7~8人に
なんらかの障害があることがわかる。
(2022年内閣府HP参照)
(発達障害は主に精神障害の一部として扱われる)
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18歳未満では、
・身体障がい者 6万8千人
・知的障がい者 21万4千人

若年層では知的障がい者がかなり多い。
身体障がい者は高齢化とともに増加する。
(2022年内閣府HP参照)
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知的障がい者スポーツについて

障がい者スポーツというと身体障害をイメージする傾向が強く、知的障がい者スポーツは身体障害と比べて20年以上の遅れがある。要因として、知的障害に対する社会的理解が浅いこと、知的障がい者にスポーツは無理・不要という先入観が家族や関係者にもあったこと等が挙げられている。
近年、知的障がい者のスポーツ参加のニーズは高まりつつあり、生涯にわたりスポーツができる環境の整備が求められている。
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パラリンピックと知的障がい者

障がい者スポーツとしてパラリンピックの知名度は高く、知的障がい者も参加している。
東京2020パラリンピックでは全22競技中、陸上・水泳・卓球の3競技に知的障がい者が参加した。
東京パラリンピック全体の金メダルの数は539個。
そのうち知的クラスの金メダルは21個。
全体の4%未満にとどまる。
知的障がい者が参加できる競技は、
かなり少ないことがわかる。

パラリンピックへの知的障がい者参加の歴史

  • 1996年 アトランタ大会 陸上・水泳で初参加
  • 1998年 長野大会 ノルディックスキーで冬季初参加
  • 2000年 シドニー大会 
    バスケットボールチームの不正発覚
  • 2012年 ロンドン大会 陸上・水泳・卓球で復活
  • 2021年 東京大会 3競技で継続
初めて知的障がい者が参加したのは1996年のアトランタ大会。その後、知的障がい者スポーツの気運が世界的に高まる中、2000年シドニー大会で、バスケットボールチームの不正が発覚。優勝したスペインの12登録選手のうち10人に知的障害がなかった。スペインの金メダルは剥奪された。
以降、知的障がい者のパラリンピック参加への道が閉ざされたが、2012年ロンドン大会で3大会ぶりに知的障害クラスが復活した。バスケットボールは外されたが、陸上・水泳・卓球の3競技で実施され、2021年の東京大会でも継続された。

知的障害の特性は様々で、参加基準の明確化が難しい
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国際オリンピック委員会(IOC)が、正式に「オリンピック」の名を使用して良いと認可した障がい者スポーツの国際大会は、パラリンピック、デフリンピック、スペシャルオリンピックスの3大会。

(デフリンピック:耳の聞こえないアスリートのためのオリンピック。パラリンピックに聴覚障がい者の競技種目はない。)
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スペシャルオリンピックスについて

スペシャルオリンピックス(Special Olympics:SO)は、知的障害がある人たちに様々なスポーツトレーニングと、その成果発表の場を提供する国際的なスポーツ組織。
1968年、故ケネディ米大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバーにより設立された。彼女の姉のローズマリーには知的障害があった。
スペシャルオリンピックスの競技会では、競技能力が同じもの同士が競技できるよう、性別、年齢、競技能力などによって細かくクラス分け(ディビジョニング)を行う。
そして参加した全てのアスリートを称え全員を表彰する。
独自の取組として、ユニファイドスポーツの推進にも力を入れている。
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ユニファイドスポーツについて

知的障害のある人と知的障害のない人がチームメイトとして一緒にスポーツをする、スペシャルオリンピックス独自の取組。ユニファイド(Unified)は、1つにする、統合するという意味。知的障害のある人とない人が、スポーツを通して喜びや悔しさ、達成感など様々な経験を共有することで、お互いの理解を深め、友情を育むことを目指す。
ユニファイドスポーツの取組は、現在世界中で展開されている。
  • 2015年 スペシャルオリンピックス夏季世界大会
    団体競技として初めて日本からユニファイドチーム派遣(バスケットボール)
  • 2016年 第1回全国ユニファイドサッカー大会
    ユニファイドスポーツ単一では初のナショナルゲーム
  • 2022年 スペシャルオリンピックス日本夏季全国大会
    ユニファイドスポーツとして、サッカー・卓球・ボウリング実施
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知的障がい者スポーツを支援する主な国内の団体

◯公益財団法人スペシャルオリンピックス日本(SON
1994年スペシャルオリンピックス(SO)の国内組織として設立。知的障がい者が生涯にわたり日常的にスポーツを楽しむことができるよう支援する。現在の理事長は有森裕子さん。

◯社団法人全日本知的障がい者スポーツ協会(ANISA
2017年法人設立。知的障がい者スポーツの普及・振興を図る。パラリンピックなどエリート競技の支援が中心。
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Jリーグと知的障がい者サッカー

Jリーグクラブの知的障がい者チーム

◯横浜F・マリノスフトゥーロ
 (Jリーグ初の知的障がい者サッカーチーム)
◯鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ
◯アスルクラロジャンプ
 (Jリーグ3つ目の公式チームを目指している)
欧州では知的障がい者チームを持つクラブが多く、欧州のチームをお手本としているJリーグでも今後増えていくと予想される。

日本障がい者サッカー連盟(JIFF)
2016年に7つの障がい者サッカー団体を集約する形で設立された。日本サッカー協会(JFA)と各団体との連携窓口となっている。
日本知的障がい者サッカー連盟(JFFID)
JIFFに所属する団体の1つ。

JIFFやJFFIDは主に日本代表チームの強化に注力。
トラッソスのように誰でもサッカーを楽しめる場が増えることも望まれる。
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知的障害とは?

  • 知能指数(IQ)が低く、そのために日常生活に支障がある場合に診断される
  • ダウン症候群や胎児期の風疹ウィルス感染等が要因となる場合もある
  • 明確な病理的要因はないことが一般的
  • 虐待やネグレストが要因となる場合もある
  • 発達障害と併存することも多い
                 (Medical Note 参照)
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発達障害とは?

  • 先天的な脳機能の異常が原因と考えられるが、明確な発症メカニズムは不明
  • 脳内の情報処理や制御機能の偏りにより生活に困難が生じる状態
  • 発達の速度や順番に偏りがある
  • 定型発達との明確な区別は困難
  • 周囲の理解度や環境により、発達特性を障害ではなく個性と捉えることもできるが、適切な支援は必要
  • 知的な遅れはない場合も多い
  • 見た目ではわかりにくい障害
  • 自閉スペクトラム症(ASD)
    コミュニケーション障害、強いこだわり
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
    注意力散漫、衝動的な行動
  • 学習障害(LD)
    読む、書く、計算など特定の分野の学力が極端に低い

    以上3つが代表的な発達障害とされているが、各々の特性が併存することも多く明確に区分されるわけではない

    (厚生労働省政策レポート参照・MedicalNote参照)
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発達障害の二次障害とは?

  • 発達障害に起因する精神疾患を二次障害と呼ぶ
    (医学的専門用語ではない)
  • 発達特性に適した支援が受けられない場合や、特性に合わない環境で生活することにより、強いストレスを感じる機会が多くなり、精神疾患を併発したり、問題行動を起こすようになったりする
  • 抑うつ、適応障害、依存症、引きこもり等の内在的障害と、暴力、自傷、非行等の外在的障害がある
  • 二次障害は予防できる
  • 適切な支援により生きづらさを軽減し、二次障害を回避るすことが重要
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「りんご」の絵は自然に描ける。「ちょっと」を描こうとすると戸惑う。
このような戸惑いを、日常の様々な場面で感じている人がいる…という気づきから、私たちの学びが始まりました。
発達障害のある子どもは、1クラスに2-3人いるとも言われていて、振り返れば自分の子ども時代にも確かにいたような気がします。当時は、クラスに馴染めないのも、勉強ができないのも、本人の努力不足のせいだと私だけでなく社会全体が認識していたように思います。

私の子供時代は、今より学力重視の時代でした。勉強をしていれば将来が保証されると感じられた時代です。たまたま学校の勉強は得意だった私には、生きやすい時代だったんだと思います。
もしも、学力ではなく、体力や走力や画力が重視される社会だったら…と想像してみます。おそらく私は落ちこぼれて、生きづらさを感じていただろうな…と思うのです。人の生きづらさ・生きやすさは、社会のあり方で変わるということが、実感できる気がします。
障害のある人の生きづらさを、私が理解できるわけはなく、少しくらい勉強したところで、何ができるわけでもありません。ただ。知らなかったことを知ることで、物事の捉え方が変わり、もしかして目の前のこの人は困っているのではないか?と、想像力を働かせることができるようになる。優しい気持ちになれるかもしれない。
障害について知っている人が1人でも増えれば、皆に優しい社会に1mmでも近づくのではないかと思いうのです。
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